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タンゴセラピーと私


タンゴセラピーを通じて出会ったボランティアの皆さまからの声をお届けしていきます。


今回ご紹介するのは、東京より、タンゴは、タンゴセラピーに出会うまでは聴くのが好きだったというそのみさんからです。そのみさん、ありがとうございます。


〜タンゴセラピーと私〜


アルゼンチンタンゴは音楽もダンスも鑑賞専門だった私とタンゴセラピーとの出会いは2016年。Facebookの協会ページに興味を持っていたところ、偶然アルゼンチンタンゴのダンス好きな友人からセラピーボランティアに声を掛けてもらったことがきっかけです。


セラピーでは、ご挨拶もダンス(ステップ)も「アブラッソ(抱擁・ハグ)」に始まり「アブラッソ」に終わります。


皆さんはじめは "アブラッソへの戸惑い" が顕著なのですが、手を握り腕や肩を抱き支えたりして回を重ねると、相手に対し信頼や安心感が生じる変化が感じられ、毎回セラピーが終わる頃には、私自身も心身が満たされて幸せな気持ちになります。


そんな有り難い体験だけでなく、ご利用者さんとセラピストとの間での、大袈裟ではない奇跡のような神々しい光景に何度も立ち会うことができるのです。


顔色も悪く表情の少ない方のお顔が高揚して満面笑顔になる、会話が少なかった方が饒舌にご自身のお話をしてくださる、歩行が困難な方が音楽に合わせて前後のステップを踏む、車椅子の方が支えられて自立する等々…それは鳥肌が立つほど。


相手を感じて想い遣り信頼し合うタンゴセラピーだからこその効果だと思います。


私の祖母はパーキンソン病などで在宅介護を経て晩年は介護施設に大変お世話になったので、いつかなんらかの形でお世話になった恩返しをしたいと思っていました。


音楽やダンスが好きだった祖母にこのタンゴセラピーを体験してもらうことは叶いませんでしたが、ご利用者さんの笑顔が祖母の笑顔と重なり、皆さんの明るい笑顔を見たいという気持ちが活動の原動力となっています。


そのみ

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