タンゴセラピーを通じて出会ったボランティアの皆さまからの声をお届けしていきます。
今回ご紹介するのは、大阪より、タンゴ愛好者のひとみさんからです。ひとみさん、ありがとうございます。
興味はあったけどきちんと勉強してセラピストの資格を取ってから参加すると思っていた。
ケニーさんから甲子園のタンゴセラピーに参加して欲しいとメールが来た時は何もわからないのに大丈夫かな?と不安だったけど参加することにした。
全く何もわからないけど、アブラッソはできる。初対面の高齢者の方が嫌がらないかと心配したけど、皆さんしっかりとアブラッソしてくれてタンゴでは感じたことの無い暖かいアブラッソに泣きそうになった。
そうだ!私にも子供時代があってこんな風に母親に守られていたんだ!とまだ母に甘えてた遥か昔を思いだした。母とは何故か折り合いが悪くてずっとうまくいって無かったけど、セラピーでのアブラッソで母の暖かさを思いだした。
いつから折り合いが悪くなったのか思い出せない。母とうまくいかなくて実家から出た癖にセラピーが終わると母に会いたくなった。
現在、母は転倒による外傷性認知症で寝たきりになってしまった。私のことは分かるけど、母の中では私は未だに仲が悪い娘のまま。
面会に行くと私の悪口しか出ない。何回もあんたなんか嫌い。早く帰れと言われた。いっそのこと死んでくれた方が良かったと思う時もある。だけど私はセラピーを通じてお年寄りの暖かさを知った。母がまた私に笑顔を向けて私の手をしっかり握ってくれる日が来ることを信じています。
定年したら何かボランティアをしようと思ってた。まさかタンゴでボランティアができるなんて思っていなかったし介護士になるなんて自分でビックリしている。
母の為にセラピーをして介護士になったのか?と思う時があるけど、母の為じゃない。自分の為だと今は思う。
ひとみ
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