タンゴセラピーを通じて出会ったボランティアの皆さまからの声をお届けしていきます。
今回ご紹介するのは、名古屋より、ご自身もNGO活動をされている、タンゴ愛好者のよしさんからです。よしさん、ありがとうございます!
私は、音楽に魅了されて始めた趣味のアルゼンチンタンゴを通じてタンゴセラピーに出会いました。タンゴセラピーとは、タンゴを踊り、心身の健康維持や回復を行う療法です。
アルゼンチンタンゴのアブラッソはスペイン語で、抱擁を意味しますが、愛情ホルモン(オキシトシン)、幸福ホルモン(セロトニン)の分泌を促し、認知症の予防やパーキンソン病の治療にも効果があるという研究結果も出ています。
日本はスキンシップを伴うコミュニケーションが少ない国ですが、抱擁は自分が愛されているという幸福感をもたらすため、子どもだけでなく、大人、お年寄りの方にも必要です。
多くの人は、愛されることで救われます。愛で人を救うタンゴセラピーに魅了され、現在、タンゴセラピストとして介護施設でボランティア活動を行なっております。
タンゴのアブラッソはとても素敵なコミュニケーション。最初は表情の硬い参加者の方も、次第に笑顔になっていきます。そして、どこか懐かしさを感じるアルゼンチンタンゴの音楽に合わせて、アブラッソをしながら前後に歩行するという動作も加わりますので、正に心身共に元気になっていきます。そんな参加者の姿にこちらも癒され、毎回、温かい気持ちにさせて頂いています。現に、90歳を超えた方も、会う度に進化を見せてくれ、またペアダンスということもあり、オシャレをして参加してくださってます。
そんな素敵なタンゴセラピーですが、残念ながら、地元名古屋では認知度が低く、私が活動する日本タンゴセラピー協会でも名古屋ではたった月に1回の活動しかありません…その大きな原因は、ボランティアの参加人数が圧倒的に少ないことです…
愛にあふれたタンゴセラピーを知っていただき、1人でも多くの方に参加して頂けると嬉しいです。
HaaB Japan代表
浅野 淑
https://haabjapan.amebaownd.com/
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