こちらの施設へは2回目の参加で、かつ今回はリーダー研修をさせて頂きました園美です。
今年最後のセラピーはメンバー総勢8名で、うち小学生と高校生がボランティアとして参加して下さいました。利用者様の皆さまが、若さいっぱいでキラキラしたお二人に、両手を広げて嬉々としていらしたのがとても印象的でした。
<ご利用者様のご様子>
★ アブラッソでのご挨拶では皆様笑顔で「楽しみにしてたよ」と迎えて下さいました。アブラッソを「アブラッコだったっけ?」と、覚えてくださろうとしているので、微笑ましくてこれはそのままいこうと。
★ 車椅子の利用者様は、ご病気により表情も硬く動作も難しいご様子なのですが、手拍子や足踏みでリズムを取った際は、手を握ると両手を少し挙げて下さいました。「リズム取れてますよ!素晴らしいですね!」とアブラッソをすると、目を大きく見開いて喜んでいらして、アブラッソやセラピーの効果をあらためて感じたひと時でした。
★ ダンスタイムの最後に、ケニーさんが「皆さん、この一年間タンゴステップをやってきましたが、皆さんの前で僕と一緒に踊りたい方はいますか?」とお声掛けしたところ、勢い良く挙手されたご利用者様が一名!
そして「踊りたい!」と明らかに表情に出ていた方一名。「踊れないけど踊ってみたい!」とお声に出された方が一名。それぞれ皆さま堂々とそして本当に楽しそうにケニーさんと踊られて、セラピー納めに相応しいダンスタイムのエンディングでした。
<ボランティアの方々のご感想>
★ 「最初は緊張したけど、楽しかったです。」小学生のゼンくんはメンバーのなおこさんのお孫さん。セラピストメンバーとの顔合わせではかなりシャイな恥ずかしがり屋さんでしたが、セラピーが始まると驚くほど積極的に率先して利用者様方と交流をしてくれて、アイドルに大変身でした。
★ 「初めはどうするかわからなかったんですけど、楽しかったです!」お母様のひろこさんとご参加頂いた高校生のゆみこさん。お母様のタンゴのデモを初めて目の前で見たとのことで「(利用者様の前でデモをすることは)カッコいいと思いました」
★ 「初めは同伴したメンバーと動きを確認しながらやってみたのですが、そのうち皆さんと和気藹々とできてとても癒されました。」
★ 「同じ施設でも、いつもと違うメンバーの方々とご利用者様だったので、また違ったセラピーを体験できて良かったです。」
<リーダー研修後の思うところ>
▲ 利用者様の興味や集中力を切らさないようリアクションに留意しながらプログラム進行を心掛けましたが、目配り気配りしながら動作やステップのプログラム進行と時間配分の両立は難しく、臨機応変が今回も課題となりました。両立が難しい場合は、無理をせずまた自身を過信せず、他のセラピストや施設のスタッフへのご協力を仰ぐことも一考かと思いました。
▲ 次回はご利用者様の身体レベルを確認するためにもストレッチとリズムをじっくり行ってみようと思います。またご利用者様との掛け合い(コミュニケーション)も大切にしながら「様子をみて臨機応変に」進行できるように。
▲ 施設職員の皆さま、セラピストの先輩方やボランティアの方々にサポート頂き、安全に楽しくセラピーを行うことができました。どうも有難うございました。
<活動プログラム>
* アブラッソでご挨拶
* 座位ストレッチ
* 手タンゴ
* リズム
* デモ(ケニーさんとひろこさん)
* ステップ (カミナンドとレボーテ)
* ダンスタイム
(ケニーさんと利用者様3名がデモも!)
* タンゴセラピー体操
* アブラッソでご挨拶
第27回
参加ご利用様;
18名(車椅子の方2名)(施設職員さん2名)
リーダー(研修) : そのみ
参加メンバー: ひろこさん、ゆみこさん(高校生)、なおこさん、ゼンくん(小学生)、ゆりこさん、久枝さん、ケニー
目黒の活動、次回新年は、1月21日です!
どうぞよろしくお願いいたします。
全ての活動予定
https://www.facebook.com/1409462832698360/posts/2631184223859542?d=n&sfns=mo
*日本タンゴセラピー協会は、リコー社会貢献クラブ「Free Will」様に応援していただいています!
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