「入院していることを忘れました！」患者様
「アブラッソだけで酔っちゃうわ」患者様
「ひたすら楽しかった〜！」患者様
「退院したらタンゴ習いたい！」患者様
「セラピーを通してみなさんの表情が変わっていくのを見て、自分も役に立てた気がして嬉しかった。」初参加ボランティアメンバー
ケニーです。
今日は水野リハビリテーション病院での活動日、今回は、久しぶりにエンリケ&カロリーナがゲストダンサーに、そして、エンリケから習われているタキさんが即興のデモをしてくださいました。
皆の準備が早めにできたので、いつもより早めに会場となるリハビリ室へ。患者様の皆様が、集まって来られている最中でしたので、先に来ている方とご挨拶をしながら、他の方の到着を待ちました。
久枝さんが司会をしてストレッチとリズム運動、そしてアブラッソタイムへ。少し緊張感のあった会場の雰囲気が穏やかになったところで、デモタイムになりました。3曲のデモタイム中、会場の参加者の皆さんの目は釘付けで、タンゴの音色と踊りに皆がうっとりしているようでした。
そのあとは、私が簡単なステップレクチャーをして、座ったままでも、たってもできるステップを皆で練習して、チャレンジしました。沢山の方が座位や立位で一緒に踊る事ができました。
そして最後にはりかさんがタンゴセラピー体操を行い、皆で満月のポーズを決め、活動を締めくくりました。 活動プログラム(午前)・アブラッソご挨拶・メンバー紹介・ストレッチ・リズム運動・デモ(タキさん、エンリケ、カロリーナ)・ステップ練習・ダンスタイム・タンゴセラピー体操・アブラッソご挨拶
活動終了後にみなさんがご自身の部屋に戻られていく中、1組のカップルが、ステップの練習を繰り返していらっしゃいました。入院中の奥様と、お見舞いに来ている旦那様でした。とても楽しんでいらっしゃったので、退院してもタンゴしましょうね！とお伝えしました。
リハビリテーション病院を出たあとには、皆で近くのカレーの美味しい喫茶店で、ランチ休憩し、引き続き午後からは、お隣の別棟での活動へ。
こちらの活動は、病棟の廊下を使い、行なっています。スペースは小さいですが、寝たきりの方もベッドごと移動して、一緒に参加できるのが特徴です。
ギブスやコルセットをつけた方、麻痺のある方など、さまざまな状況の方がいらっしゃいますが、今日も3割くらいタンゴを知ってる方がいらっしゃって、みなさんと一緒にタンゴセラピーを楽しむ事が出来ました。
活動の最後のアブラッソでのご挨拶では、活動の途中までムッとされて自主的に参加されていなかった方が、号泣されていらっしゃしました。お話を聞くと、「ボランティアメンバーが自分を避ける事なくみなさんと同じように接してくれた、ありがとう！」ということを言われていました。
身体のさまざまな病状や症状によって、ご自身の思うように自分のことを伝えられなかったり、顔の表情を作ることが難しいことで、他の方が近づきにくい雰囲気を出してしまっている方もいるかもしれません。だけれど、どんな人も同じように心があり、人から避けられるのは辛いんだと思います。
上記のコメント、そして号泣されている様子を見て、まるで水面の波紋のように周りの患者様が次々と涙を流され、そしてその波は私たちメンバーにも伝わりました。感慨深い瞬間でした。
みなさんにご挨拶をし、会場を後にするとき、入院中の旦那様をお見舞いに来ていた奥様とアブラッソをしました。とても笑顔で、「来てくれてありがとうね〜」と言ってくださった、その奥様の背中を手のひらで感じて、私も涙を抑えるのが難しくなりました。 その笑顔の奥様の背中にはかなりがっしりとしたコルセットがありました。
活動プログラム(午後)・ご挨拶・タンゴの説明、皆さんへの質問・デモ・メンバー紹介&アブラッソタイム・ストレッチ・手タンゴ&リズム運動・タンゴセラピー体操・ご挨拶(アブラッソ)
今回もご参加くださった皆様、ありがとうございました！
次回は12月14日(土)です。午前、午後共にクリスマスイベントとして開催します。どうぞよろしくお願いします！ 午前「リハビリテーション病院」★施設側参加者 : 約59名★ボランティア :セラピストメンバーはるみさん、りかさん、マルちゃんアキさん、のぶさん、★ダンサー : Enrique & Carolina、タキさん★リーダー : ケニー、久枝
午後「水野記念病院R棟」★施設側参加者 : 約20名★ボランティア :セラピストメンバーはるみさん、りかさん、アキさ★リーダー : ケニー、久枝
全ての活動予定に関しては、こちらをご覧ください。
*リコー社会貢献クラブ
「Free Will」様は日本タンゴセラピー協会の活動を応援して下さっています。
http://jp.ricoh.com/csr/community/will.html#employee
