「身体の状況により参加者の限られる活動が多いのですが、タンゴセラピーは、どの方でも一緒に参加できて、みなさんの楽しそうな表情が見られました」
施設ご担当者さま
ケニーです。
今回、2回目となる障がい者支援施設(☆1)での活動にモモコさん、そしてハンズオンより参加の高校3年生ふたりと行ってきました。前回の活動で、こちらの施設のみなさんが参加しやすいプログラム、しにくいプログラムが少しわかったので、特別プログラムに沿って活動スタート。
参加者の皆さんは、20代から80代の心身に障がいを持つ方々です。到着後、ボランティアメンバー3人は初参加でしたので、レクチャーを行ったのですが、3人とも障がいのある方と身近に接したことのある方でしたので安心しました。
1ヶ月前にお会いした皆さん、そして初めてお会いする皆さんが10名ほど集まったところで、活動スタート。会話でのコミュニケーションを取るのが難しい方が多いのですが、手を取り、こちらから笑顔で挨拶すると何かが伝わっているのが、微妙な表情の変化や素ぶりから感じます。
みなさんとご挨拶している間、他のボランティアメンバーの様子も見ましたが、皆さん自然に接することができていてホッとして活動を進めました。
前回からの学びとして、こちらの皆さんは近くで手を取り合って行うエクササイズは、集中しやすく、楽しむことができるようだったので、8割型のプログラムは、【一緒につながりをもって行う】ようにしました。
プログラム中も急に大きな声で話しかける方や、歩いてどこかへ行ってしまう方、跳ねたくなってしまう方もいらっしゃって、とてもにぎやかな雰囲気の中、最初は何も反応してくれなかった方も少しずつ一緒にやってくださり、30分が経つ頃にはほとんどの方と楽しむことが出来ました。
途中で行ったアブラッソタイムの時でした。
とても、とても温かいアブラッソを感じました。言葉でやり取りできない、目も合わないその相手からも、温かいアブラッソを感じ、そしてその温かさを共有している感じがしました。
なんだか理由がわからないまま、私は感無量になりましたが、気を取り直して、後半の活動を続けました。
ボランティアメンバーが30分動きっぱなしでしたので、ひと段落に、私とモモコさんでデモをしました。すると、驚いたことに、今まで動き回っていた方もじっと私たちの踊りを見てくれました。
途中参加の方もいらっしゃって20名ほどになったので、もう一度みなさんとリズム運動から行い、ダンスタイムも3回行いました。
最後に一人一人にご挨拶した時は、最初とは随分違った表情で、アブラッソでご挨拶することができました。
3階で行った活動だったのですが、終わってから何人もの方が入り口まで見送りに来てくださいました。しっかり言葉が話せる方はその中にはひとりもいらっしゃらなかったのですが、私たちの言葉は伝わるようで、表情を作るのが難しい方も、手を振って最後まで見送ってくださいました。
今回もとても貴重な時間を過ごさせていただきました。
活動プログラム
・ご挨拶
・手つなぎストレッチ
・手つなぎリズム運動
・ステップ練習①
・ダンスタイム
・ステップ練習②
・ダンスタイム
・アブラッソタイム
・デモ
・リズム運動
・ダンスタイム
・アブラッソでご挨拶
ご参加くださった皆様、ありがとうございました!澄水園での活動、次回は9月26日(木)午前中です!他の活動との違いがあるため、参加希望者は前もってお問い合わせください。
どうぞよろしくお願いいたします!
第2回
参加入所者者様 : 約20名
リーダー:ケニー
メンバー: モモコさん
Hands-on東京: キョンジュンさん🇰🇷、ちおりさん🇯🇵
〜Hands-on東京HP〜
http://www.handsontokyo.org/jp/about_us/our_story
全ての活動予定に関しては、こちらをご覧ください。
https://www.facebook.com/1409462832698360/posts/2489532704691362?s=732335257&sfns=mo
(☆1)障がい者支援施設とは、障がい者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律(障がい者総合支援法)第5条の11により「障がい者につき、施設入所支援を行うとともに、施設入所支援以外の施設障がい福祉サービスを行う施設」と規定されている施設である。具体的には、障がい者に対し、夜間から早朝にかけては「施設入所支援」を提供するとともに、昼間は「生活介護」などの「日中活動系サービス(昼間実施サービス)」を行う、社会福祉施設である。(wikipedia より抜粋)
*日本タンゴセラピー協会は、リコー社会貢献クラブ「Free Will」様に応援していただいています!
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