「Yさんようやく少し打ち解けてきてくれたかも」
ボランティアメンバー
ケニーです。
いつもの黎明寮での活動、今日もひとつとても嬉しい出来事がありました。
こちらの救護施設では、精神的な問題などで生活困難な方が暮らされているのですが、ご参加者の中に、ほぼ毎回参加はされるけれど、中に入らずに外をぶらぶらされているYさんが、気がつくと、ももこさんと踊られていました。
その少し前には、フロアの外側で、職員さんと今までしたのを見たことのない手拍子や足踏みをされていたので、もしやと思いましたが、私も見て驚きました。
人と人の関係、距離感は、その人によって様々です。タンゴセラピーの中で大切にしているアブラッソも嫌な気持ちを持って行うと逆効果になりますし、それはお互いに伝わります。
Yさんは、これまでの数年間、少しずつ少しずつ、彼自身の心を開き、私たちとの距離を縮めていったのではないかと思います。
こうした人と人との距離感の変化は、日常の生活の中でもよくを起こります。今まで近いと思っていた友人との距離感が急に遠く感じるようになってしまったり、逆にひょんなキッカケで、打ち解けられるようになったり。
生きてきた時代が違ったり、育った環境、文化が違ったり、本当にたくさんの違いを持って生きている私たちですが、タンゴの中にある音楽やアブラッソ、そして共に歩くことは、自然にその違いの壁を乗り越えて、相手に近づくきっかけになります。
これからも、この活動を通じて、たくさんの方の心が通じ合っていくことを願っています。
活動プログラム
・挨拶
・ストレッチ
・ハミングタイム(はちさん)
・手タンゴ(向かい合って)
・アブラッソタイム
・ステップ練習(座位&立位)
・タンゴセラピー体操
・挨拶
今回もご参加の皆さん、ありがとうございました!はちやさんのハミングタイムも新鮮でした!
次回は4月3日です。
ご参加ボランティア大募集中です!
どうぞよろしくお願いします。
参加者数:13名
リーダー:ケニー
参加ボランティア: れいこさん、はちさん、ももこさん
☆救護施設とは?(全救協HPより)
救護施設は、身体や精神に障害があり、経済的な問題も含めて日常生活をおくるのが困難な人たちが、健康に安心して生活するための保護施設です。平成27年10月現在で、全国に185箇所あり、約17,000人のさまざまな障害を持つ人がともに生活をおくっています。
出典:厚生労働省「平成27年社会福祉施設等調査報告」
3月の全活動
https://www.facebook.com/1409462832698360/posts/2328391437472157?sfns=mo
*リコー社会貢献クラブ
「Free Will」様は日本タンゴセラピー協会の活動を応援して下さっています。
http://jp.ricoh.com/csr/community/will.html#employee
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