こんにちは!みなこです。 5月5日はタンゴの節句、いえ、端午の節句。 連休ということで、ご家族とお出かけの方もいらっしゃるのか、利用者さまはやや少なめの8名。 少人数ならではのじっくりと行うセラピーになりました。 まず、座位。呼吸にこだわります。 呼吸は、人間が生きる上で欠かせない重要な動作です。 普段、無意識に行っていますが、体が弱った高齢者の中には十分に呼吸できず、 息苦しさを感じている人もいらっしゃるということです。 胸部の筋肉が硬くなり十分に作動していない場合、 呼吸をするだけでも必要以上のエネルギーを消費するといいます。 そのままでは運動をしても、息苦しさや疲労感を増幅させるので、 呼吸筋をしっかりとストレッチして胸郭が広がりやすい状態をつくり、 効率的で楽な呼吸運動ができるように導くことが必要。 タンゴセラピーでは、意識して深いアブラッソ(抱擁)のご挨拶をしますが、その時に、 利用者さんの呼吸の浅さを感じることがあり、 呼吸を助けるストレッチをするように工夫しています。 今回はボランティアメンバーと利用者さんがほぼ1対1だったので、 まず利用者さんに、ボランティアメンバーの背中に手をおいていただき、 ボランティアメンバーに深呼吸をしてもらいました。 そうすると、深く息を吸い込んだ時には、胸だけではなくて背中も膨らむのを感じていただけます。 「こんな風に息をするために、ストレッチをしましょう!」 とご説明して肩、胸、背中をゆっくりほぐすようなストレッチ。 肺にいっぱい息が入ると、力を入れなくてもかなり姿勢がよくなり、 皆様の背筋がすっとしてのびていくのを見ることができます。 そして、立位になってからは、前回から引き続き、半円をかくように動き、 緩やかに方向転換をすることによるバランス向上を狙ったステップを練習。 次に横に大きくステップして、ゆっくりと引き付けて閉じる練習。 しっかり閉じていただくように 「ぴたっ、ぴたっ」と声を掛けます。 これは姿勢の安定に必要な内転筋のトレーニング。 最後に皆様お待ちかねのダンスタイム…に突入する前に、 この日がお誕生日のY子さんのバースデーダンス。 パートナーを次々に代えながら、一曲を踊っていただきました。 照れながらも、ボランティアメンバーと踊ってくださったY子さん。 これからも楽しく明るく、お元気でお過ごしになられますように、 すこしでもお手伝いをさせていただきたいと思っています。 残念ながら、いつも熱心に参加してくださるOさんが、 ご体調が悪く転ばれたそうで、この日は車いすでのご参加でした。 アブラッソの後、少し長めに手を握られていたのは、 体調の悪さを心細く思われていることの表れでしょうか。 触れ合いで分泌が促されるという「幸せホルモン」「安心ホルモン」のオキシトシンが 助けになったようにと祈らずにはいられません。 次回セラピーは6月2日(土)です! タンゴセラピーは深いふれあいによって「オキシトシン」が分泌が促進されるのが特色。 オキシトシンは触合っている両者から分泌されます。 利用者さんのみならず、 ボランティアメンバーも充実した幸福感を得ることができます! ダンス経験は不問です。是非一度体験してみてください! 施設側参加者:9名(1名ご見学) ボランティア:りかさん、そのみさん、ひでさん、ようこさん リーダー :みなこ ★★★★★ 「木下の介護 小平」は、基本的に第1土曜日、第4金曜日にセラピーを行っています。 次回土曜日の活動は6月2日13:30~15:00です!人数制限がありますので、参加希望の方、興味のある方はお早めにご連絡ください。 また、5月25日(金)はリリーさん担当のセラピーがございます!平日がご都合がいい方はぜひご参加下さい! その他の場所での5月6月の活動に関しては、こちらをご覧ください https://www.facebook.com/tangotherapy.japan/posts/2065712427073394