こんにちは!みなこです。 一気に桜が咲ききって、ハナミズキが花開いて初夏のような陽気だったこの日。 利用者さんの体もほぐれ、踊るのを楽しみにしていらっしゃるだろう。 だったら一つ新しい動きを導入してみようと、ボランティアメンバーと打合せしました。 テーマは前回からこだわっている「コア」の動き。 コアの安定性は、単なる筋量ではなくて、 筋肉のなめらかな使い方によることが、知られており、 体幹の筋肉のなめらかな動きを得るための練習にはひねりの動作が最適です。 ただ、アルゼンチンタンゴの「オーチョ」そのものは危険。 上半身の向きと下半身の向きが若干ずれたときに、自然に整える働きを自然なダンスの中で、楽しんでおこなっていただきたい。 八歩半円を書きながら前進して、 緩やかに方向転換して逆の半円。 6歩目ぐらいから整えていけば大丈夫そう。 急な動きにならないように、上半身のゆっくりした切り替えになめらかに体がついていくように。 音楽も、ゆっくり目でなめらかさを感じられるものを選曲。 さて、実際おこなってみた結果については、ボランティアのそのみさんの感想をご紹介します。 「利用者さんと実際やってみて、足の方向転換をする前にまず姿勢をシャンと伸ばすよう意識するキッカケになっていました。 『1. 2. 3. シャキーン(姿勢)、クルっ(上半身)」という声掛けでやってみると 『あら、背筋が伸びたわ!』とおっしゃっている利用者さんもいました。 みなこさんも目撃された『爆笑されてた利用者さん』もいらしたくらいで(笑) 」 そう、そう。いらっしゃった。 ご自分のからだがしゃきっとするのに驚いて声をあげて爆笑なさっていたのでした。 急に背が高くなられてましたものね! 思わず私も一緒に抱き合って爆笑してしまいました。 楽しく、踊ってこそのタンゴセラピーです! もう一言、おなじくそのみさんの感想をご紹介。 「足のオーチョ的な動きは靴や利用者さんの骨の状態もあり実行が難しいですが、 上半身は姿勢を意識して方向転換する方角にひねるだけでも腰の筋力に作用しそうですよね」 そう、セラピストやボランティアは張り切りすぎてはいけませんね。あくまで安全が第一です。 過度の運動にならなくても、できる範囲のことを継続しておこなっていただくだけで、維持には問題ないはず。 できる範囲で行きましょう。 そして、この日のもう一つのトピック。 いつも「できないと迷惑がかかるから」と輪に加わらずに、壁際に座ってみていらっしゃる上品な女性の利用者さま。 「無理になさらなくても構いませんよ。前のほうで音楽をお聞きになられては?」 とお誘いしても、ニコニコと、しかし「ここで見ています」と定位置を動かれませんでした。 ところがこの日は、先輩セラピストのアキさんと、 ゆっくりおしゃべりをなさっていると思ったら アキさんのアブラッソで立ち上がられているお姿を見せてくださいました。 丁寧なコミュニケーションの力ですね! これをきっかけに、少しずつでも、動いていただけたらと思います。 ★★★★★ 次回セラピーは5月5日(土)子供の日です!連休にボランティア体験はいかがでしょうか? 是非一度体験してみてください! 施設側参加者:8名(1名ご見学) ボランティア:そのみさん、アキさん リーダー :みなこ また、4月27日(金)はリリーさん担当のセラピーがございます!平日がご都合がいい方はぜひご参加下さい! その他の場所での4月、5月の活動に関しては、こちらをご覧ください 4月の活動(まだありますよ!) https://www.facebook.com/tangotherapy.japan/posts/2029669527344351 5月の活動 https://www.facebook.com/tangotherapy.japan/posts/2045902359054401