「目が覚めたわ!タンゴはマジックね!」利用者さま 「昔はよく踊ってたのよ」(手にキスしてくださりながら!)利用者さま 「○○さん、よかったねぇ」アブラッソする利用者さまに向けて職員さん 今回は介護老人保険施設(※1)のプラチナヴィラ小平での活動でした。 プラチナヴィラでは、前半は1階でデイサービスの方も参加される活動、後半は3階の入居施設で車椅子の方が多い活動を行っています。今回は海外から来日中のボランティアが3名参加し、国際色豊かな回となりました。 この日は、平昌オリンピックで羽生結弦くんが金メダルを獲った日! 施設に到着したのはまさに彼の競技が始まる時間で、皆さまホールのテレビに釘付けでした。私たちも一緒に拍手喝釆で応援し、高揚したムードのなか活動は始まりました。 タンゴセラピーでは、効果の面からもアブラッソ(抱擁、ハグ)が重視されますが、今回は特に重点的にアブラッソに取り組みました。 座位でのタンゴセラピー体操に続いて、アブラッソタイム。歩くことができる方は立ち上がり、座った方はそのままでアブラッソをして、その場で前後左右に揺れて足踏みしながら、少しずつ体を動かしていきました。 しかし、ダンスご経験者も多いこの施設。皆さまの踊りたい気持ちが先行して、いつの間にかそのままダンスタイムに! 近くで目が合うと自然に立ち上がる方もいらっしゃり、ダンスパーティーのような雰囲気になりました。 最後にケニーさん・みやこさんがデモンストレーションを行い、3階に向かいました。 3階の入居施設では、今回、多くの方が参加され、皆さま準備万端で待っていてくださいました。車椅子の方が多く、身体やお顔の動きが困難な方もいらっしゃいます。 日本人はアブラッソに馴染みが薄いので、(躊躇されるかしら?)と緊張気味に「アブラッソしてもいいですか?」と伺うと、予想を超えて積極的にしっかり抱き締めてくださり、本当に嬉しい気持ちになりました。 車椅子の方々のダンスタイムも行い、車椅子の前から向き合う形でワルツを踊りました。 「さっきまでウトウトしていたけれど、踊ったら目が覚めたわ。タンゴはマジックね!」 朗らかに仰る嬉しいお言葉も…! そんな風に感じて活き活きした時間を過ごして頂けるなら、こんなに有り難いことはありません。 ご参加の皆さま、ありがとうございました! (報告者: もとこ) 次回は3月17日(土)です。 3月の全スケジュールは下記リンクからご確認ください。 皆様のご参加をお待ちしています。 どうぞよろしくお願いします! ★施設側参加者 : 1階約30名、3階約30名 ★ボランティア : ディアンさん、アンさん、フィルさん、みやこさん、久枝さん、もとこ ★リーダー : ケニー ※1 〜介護老人保健施設(老健)とは〜 入所者に対してリハビリテーションなどの医療サービスを提供し、家庭への復帰を目指す施設です。 利用者の状態に合わせた施設サービス計画(ケアプラン)に基づき、医学的管理のもとで、看護、リハビリテーション、食事・入浴・排せつといった日常生活上の介護などを併せて受けることができます。(WAMNETより抜粋) 3月全活動予定 https://www.facebook.com/tangotherapy.japan/posts/2008525719458732