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12/9(土) 活動報告@木下の介護 小平






いつもとても喜んで下さるAさんが、みんなの輪から少し離れた場所で、一人で工作をなさっている… 思うようにならないことあり、かなり落ち込んでいらっしゃるそうです。 タンゴセラピーの一つの特徴は、アルゼンチンタンゴに特有の抱き合うようにして踊るホールド(アブラッソ)を利用することによって、ストレスを緩和し、幸福感や意欲を増進させるオキシトシンを分泌すさせること。 ですから、本当は、落ち込んでいるときに一番いいのだと思います。 ただ、それを押し付けるように行うことはできません。 ひとまずは、 「今日は、あまり誘わないで上げたほうがいいと思います」 という職員さんの助言に従うことにしました。 Aさんの様子をときどき伺いながらセラピー開始。 季節がら他にも体調不良の方が多く、座位を眺めにとることに。 たっぷり時間があったので、昔体育の授業で習ったリトミックを取り入れてみました。 両手上から始め、右手四拍子、左手2拍子をとると「4」で両手が揃うはず。私自身もやるのは数十年ぶりです。 難度が高いかもしれないけれども、脳のトレーニングにはいいと思い挑戦していただきました。 最初は戸惑っていらっしゃいましたが、3分の曲が終わるころには、ちゃんと「4」で揃うように。さすがです。 「4」だけそろえていらっしゃる方も入らっしゃいましたが、それで充分です!それを発見していただきたかった!ありがとうございます。 リカさんリードのタンゴセラピー体操から、立位でステップ練習。 立てない方も椅子を動かしていただき、ボランティアを中心に小さな輪を作ってそれぞれに練習。 この日は外国人のボランティアがお二人参加でしたが、「前、横、うしろ」と一生懸命日本語で声を出してくれました。 その甲斐もあり、次第にみんなが打ち解けていきます。 ステップ練習が終わって、一度着席していただいたとき、 一人でツリーをつくられていたAさんが輪に加わってくださいました。 フリーダンスに一応お誘いすると 「ありがとう、でも、今日は見ていようとおもいます」 と優しいお声で言ってくださいました。 さっきまで、辛そうに背を向けていらっしゃったのですもの。音楽とみんなの活気に誘われて、加わってくださっただけでも十分です。 触れ合いが一番ですが、とにかく一緒に遊んで、心を開いて、楽しむことでも、オキシトシンは分泌されるのです。 フリーダンスでは、お誘いするたびに、喜んで涙ぐんでくださる方。 初ボランティアのカナダ人のスティーブさんを「素敵な男性ですから、踊ってご覧になりませんか」とご紹介すると、少しはにかみながら手を取られる方。 私たちボランティアも、皆様と踊っているうちに幸福感で満たされます。 セラピーの最後には、皆さんの表情が和み、顔色もほんのりとよくなっていました。 最後のご挨拶のアブラッソは、少し人を遠ざけていらしたAさんも深く深く受け止めてくださいました。 来月、晴れ晴れとしたお顔を拝見できますように。 皆様に Merry Chiristmas and a Happy New Year! 施設側参加者:11名 ボランティア:クリスさん、スティーブさん(初参加)、リカさん リーダー  :みなこ ★★★★★ 「木下の介護 小平」の土曜日の活動は年内最後となりました。 年明けの活動は1月6日(土)となります。ボランティア参加ご希望の方はどうぞご遠慮なくご連絡ください! 12月中にもまだまだ活動が計画されています。詳しくはこちらをご覧ください。 https://www.facebook.com/tangotherapy.japan/posts/1951969975114307 

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