報告者ヒロ 利用者さんひとりひとりの 個性にあわせて楽しんで貰うのも、 タンゴセラピーの魅力。 今回は、東京よりケニーさんを迎え、ケニーさんと久美子さんのデモンストレーションタイムができた他、神戸北野では初となる「リードをする体験」「立位の取れない方がメインのダンスタイム」といったプログラムもとりいれてみました。 今回の流れ ①ストレッチ・座位リズム運動 ②タンゴセラピー体操 ③リードって何? ④歌 「小さな喫茶店」2回 ⑤アブラッソ&カベセオ 説明 ⑥ペアでの歩き ⑦デモ ケニーさん&久美子さん ⑧車イスの方のダンスタイム まずはきょうこさんがパートリーダーで、座位ストレッチから始まり、タンゴセラピー体操の中の動きをリズム運動で練習した後、タンゴセラピー体操という流れ。 決めのポーズもみなさんばっちり決まっていました。 次に、ケニーさんによる「リードって何?」 東京の活動でやってみて好評だったこともあり、関西でも一度やってみようということで。 利用者さんとボランティアさんとがお互い向き合って立ち、(あるいは座り、) 両手を上から握ってもらい、音楽にあわせて実際に利用者さんの好きなように動かしてもらって(リードしてもらって)、その手の動きと同時にボランティアさんは足を動かすというもの。自身から進んで動かすのが難しい方から、積極的にリードをされている方まで様々でしたが、脳トレの要素も織り交ざっており、なかなか面白いパートだったと思います。 恒例の「小さな喫茶店」の歌も実際歌っておられる方も多く、また歌われない方も楽しそうにリズムを取っていました。 次に、かんちゃんによる「アブラッソ」と「カベセオ」の説明。 悪い例と正しい例を、おもしろおかしく実演し、皆さんの笑いを誘っていました。 ペアでの動きでは、利用者さんとボランティアさんがペアを組み、音楽にあわせて歩いたり立ち止まって揺れたりと、タンゴを楽しみました。 先月できなかった本格的なデモタイム。利用者さんからは、「上手いね~」「素敵だね~」という声が聴かれました。昔、タンゴや社交ダンスをおどられていた方も多く、昔の自分を想い出されていたのかもしれません。 最後に車いすの方とボランティアさんがペアになってのダンスタイム。立位がとれない方にもタンゴセラピーを思いっきり楽しんでいただこうという想いもこめてのパート。場所の関係で2回に分けて行いました。中には、「私は踊らなくていいの」とおっしゃる方もおられましたが、その方にも止まったまま、音楽に合わせて手や足を動かされていました。 ボランティアの感想/反省点 ・車いすの方のダンスタイムで「立って踊ってみたい」という人が、実際に立っていただき、 ボランティアが支えながらも音楽に合わせて踊ることができた。 ・車いすの方のダンスタイムで、腕をたたいてリズムを取られて楽しまれていた。 ・車いすの方のダンスタイムで、車いすにのったまま音楽に合わせて動いていただいたが、途中で疲れてきた様子だった。人によっては1曲は長すぎたかも。柔軟に対応してもよかったかも。 ・途中から早く「模範演技が見たい」とおっしゃっている方がおられ、実際にデモンストレーションが始まると、嬉しそうにされていた。 ・「小さな喫茶店」を歌う際、筆談でしかコミュニケーションをとれないといわれていた方が、目で歌詞をしっかりとおっかえておられた。 ・利用者さんから、別の利用者さんの情報を教えていただけ助かった。 施設側参加者: 約23名 (車椅子11名) リーダー : 久美子さん ボランティア8名 : ケニーさん、かんちゃん、きょうこさん、ななさん、かずこさん、まさみさん、あやかさん、ひろ 今後の予定 2018年1月21日(日) 2月24日(土) 3月25日(日)