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7/15(土) 活動報告@プラチナヴィラ小平


「普段他のレクに一切参加されない方が踊られていて驚きました」 (施設職員の方)

リーダー研修中の美奈子からご報告いたします。

★Episode★ 職員さんに案内され着席なさったものの、不安そうに後ろを振り向いているご婦人。 ご挨拶に近づくと、ビクッとして「何、何が始まるの?」。 軽く手を取りながら、 「皆さんとアルゼンチンタンゴの音楽とダンスの活動をしに来たんです。音楽はお好きですか?」 とお話しすると少し落ち着かれ、軽いアブラッソを受け入れてくださいました。 その後、座位での足首を動かす運動の時に様子を拝見していると、分かりやすいようにと私が手でするしぐさも全部一緒になさりながら、一生懸命足首をほぐしていらっしゃいました。 そして、ダンスタイムのときには「できないわよ~」と言いながらも積極的に組んで動かれ、最後には「ありがとう、また教えてね、また来てね」としっかりとアブラッソを返してくださいました

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プラチナヴィラでは1階のデイサービスで45分、上の階の入居施設で15分ほどのセラピーを行っています。 1階の活動の流れは、座位での準備体操からタンゴセラピー体操をして、立位でのステップ練習、そしてダンスタイム。

今回の立位は、椅子の背をつかんで、まず横に大きくステップ。開いた方の膝と足首をしっかり曲げて重心を乗せ、もう一方の足をゆっくりひきつける動きをしました。足首と膝の柔軟性と内転筋の強化です。

難度が高い動きでしたが、足の踏み込みも、ゆっくりと粘りながらの引き寄せも、熱心に挑戦をしてくださり、タンゴらしい動きになりました!

関東全域に高温注意報が出るような気候の中、疲れやけだるさを感じて、座ったままの方も多い日でしたが、踊らない方も、音楽で体を揺らしたり、踊っている方を見ながら足や手でリズムをとったり、思い思いに楽しまれているご様子でした。

後半は、上階の入居施設に移動。こちらは全員が車いすをご利用です。

エレベーターを降りると、すでに施設の人がタンゴのCDをかけ、入居者の皆さんもスタンバイ済み。前回は、一重の半円をつくるほどの人数しかいなかったのに、二重の円がつくられていて、うれしい喜びに目を見張りました。

途中からも「音楽を聴いて慌てて出てきた」と人数が増えていきました。

活動内容は、車椅子上で行えるリズム運動とタンゴセラピー体操。 タンゴセラピー体操では、ほとんどの方が最後のポーズをきっちり決められ、却ってボランティアのほうが間違える一幕も!

本当に多くの方が、笑顔で熱心にご参加くださり、ボランティア一同、思いもかけないプレゼントをいただいた気持ちになりました。全く身体が動かせない方々も、最後のご挨拶のアブラッソには確かに反応していただけたと感じました。

入居施設での活動はまだ開始して間もないのですが、皆さんがとても楽しんでくださっているので、施設側でも、できればもう一つの階に入居の方にも参加の機会を、とお考えのようです。それぞれの階で充実した活動ができるように、どうぞ積極的にボランティアにご参加ください!




★施設側参加者 : 1階約15名(ご見学10名ほど)、3階約25名 ★ボランティア : ケニー、みやこさん、Aさん(遠方からご参加くださいました!) ★リーダー :1階 美奈子(研修中)、3階 ケニー

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