top of page
Writer's picturetangotherapy

「アメリカ 集中2日間研修」


2009年 8月Washington 大学 St.Louis 校より発表 「Effects of dance movement control in Parkinson's disease patient: A comparison of Argentine Tango and American Ballroom」の研究者Dr.Madeleine E.Hackney,Ph.D(博士)の御指導を受ける為、ジョージア州 アトランタを訪れました。

Hackney 教授とGammon Earhart 教授の研究により世界にタンゴセラピーの広がりを見せるようになりましたが、

「リズムと共に様々な方向に足を出すタンゴのステップが他のどのエクセサイズよりもパーキンソン病患者に見られる体のバランスが取りにくくなる症状を改善させることが出来、運動機能向上に効果がある」と発表されました。

Hackney 教授は 現在 ATLANTA VA CENTERで視覚神経認知のリハビリテーションの研究を続けている科学者として、またEMORY 大学院メディカルスクールの教授としてご活躍されています。

Hackney 教授は、研究発表後にAdapted Tango Dance Instructionをまとめ ATLANTAと近郊都市のタンゴインストラクター、タンゴ以外のダンスインストラクター、ダンスセラピスト対象にAdapted Tango Classを開催。このプログラムはパーキンソン病だけでなく その他の難病を持つ方や 高齢による体の動きの問題が生じている方々に適用される内容で構成されており、この講習の存在を知り 受講することを切望しておりました。

この講習は現在は開催されていない為、プライベートレッスンをお願いし 今回 念願の受講に至った次第です。私のレッスンは 集中2日間(実際は24回)でしたがAdapted Tango Dance Classのレッスンのシラバスに沿って行って頂きました。

🌸受講後の感想

本当に学びたいことを学んでいる喜びを実感しながら 集中し受講させて頂いた内容、時間は、私にとって何事にも代えることが出来ない程 有意義であると確信しております。

そして 私が取り組み始めている パーキンソン病へのタンゴセラピー活動への 偉大な支柱として役立てたいと思っています。

レッスンの最初に パーキンソン病の体の動きの問題を理解するために その動きを実際に自分が行い、教授と私でPD患者、フォロワーと交互にロールプレイ。実際に自分が行うことも、さらにPD患者になりきった教授をリードすることは難しく、2日目に ステップを用いてのリードは 苦戦致しました。

自分の浅学非才ぶりを見直す事が出来たことは言うまでもありませんが、セラピストとして 患者さんへのセラピーを施す際の基本、「相手の身に(心身)になって行う」を改めて体得する 貴重な「一期一会」体験でした。

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸


Dr.Madeleine E.Hackney,Ph.D(博士) New York 大学、Tish School of the Arts でダンスのBMAを取得。Washington 大学St.Louis 校卒業、Movement Science のPh.D(博士号)取得。2000年から 米国運動協議会(American Council on Exersise)のパーソナルトレーナーとしても活動。様々なダンスのご経験もされ、コンテンポラリーダンサー、ボールルームダンサーとしてご活躍された経歴も持つ。

5 views0 comments
bottom of page