Feb 25, 20172 min read

2/23 活動報告@ 相生の里(月島)

「101回目のプロポーズ」

ケニーです。今回、月島での木曜タンゴセラピーは101回目になりますが、また今回もとっても嬉しいことがありました。

まず、最初のHappyは、先日タンゴセラピスト養成講座を受講された静岡の大村さんが、今回タンゴセラピーのために足を運んでくださったこと。こうしてこの活動に貴重なお時間を使ってくださる皆様に本当にありがたく思います。

活動は、その大村さんが、緊張感満点の中、ストレッチを担当。続いて、いつも月島の活動にご参加され、最近は介護の初任者研修にも通い始めたあきさんが、リズムに合わせた、エクササイズを。そして、あきさん(男性)が今回の活動をまとめ、こちらの施設では踊られる方が多いので、ダンスタイムを多めに取った構成でタンゴセラピーが進みました。

毎回参加されているCさんは、いつも笑顔ですが、今までずっと、一度も立ち上がったことはありませんでした。いつも、「私は見てるだけでいいのよ」「応援してるわよ」と言われていたのですが、今日も他の方が踊っているのを見て、拍手をしたり、手拍子をしたりしていたので、今日こそは！と思い毎度のごとくお誘いしてみました。すると、

「それじゃあ、やってみるかね。」

と言って、立ってくれたんです！！！！！

これが、タンゴセラピーでものすごく感動する瞬間です。。まさに、「101回目のプロポーズ」のような気持ちです。そしてもう一つの感動の出来事は、毎回車椅子で参加されていて、職員さんにも立つのはNGと言われているDさんとは、いつもいろいろお話しするのですが、今回は少し元気が無くなってる感じを感じたので、僕はフロアに出ている人の人数が少ないのを確認して、「さあ、Dさん、僕たちも行きましょう！」と言って車椅子のまま一緒に向かい合って少しずつ動いてフロアに入りました。

Dさんは、踊っている間中、私のことばかりを気遣い、「(車椅子を)動かすのは大変だから無理しないで」など、ずっと踊っている相手のことを考えてくださいました。

席に戻った後、Dさんはハンカチで、目元を拭いていらっしゃいました。

私たちは皆、「相手を思いやる気持ち」をいつも持っています。

自分の中にあるこの気持ちを実際に心から出し合い、感じあえるのがこの活動の素晴らしさだと思います。

今回もありがとうございました！

中川健一郎(ケニー)

次回は来週、3月2日(木)です。