2013年5月に活動をスタートした黎明寮。 今回はちょうど30回目でした。
初めは個人として、のちに協会として関わり3年半はあっという間でした。
ボランティアとして参加してくれたゆうこさんから、今回の感想をいただきました。
「まゆみさんが地道に活動を続けて来られた黎明寮の記念すべき第30回目のセッションのお手伝いをさせていただくことができて光栄でした!参加者の皆さまは、タンゴセラピーを心待ちにされていた様子で、1時間を楽しまれていたと思いました。さすがに何回も参加されている方は動きも慣れていらして、他方、始めての方でもすんなりと活動の輪に入り込めていました。素敵な1時間を共有させていただきました。また機会があればお邪魔したいです!」
30回を重ねて、皆さんの体も慣れてきているのでしょう。体の動きは3年半前より明らかに良くなってきています。初参加の女性2人も、リズムよく動くことができていました。座位のウォーミングアップ、輪になり足を動かした後、並列で向かい合わせになり腕を組み前後へ歩く。それから私たちボランティアと組んで踊る。
車椅子のAさんは、動く右足でがんばって床を踏んで蹴って進んでいました。 最近は左義足をつけていないので歩けませんが、上半身と右足でついてきてくれます。
ただ、いつも足元を見てしまうので「上向いて〜」と言っているのですが、 それを今日は車椅子補助をしてくれている職員さんが、先に言ってくれました。
Aさんは照れ隠しなのか、顔を上げるといつも「ありがとう、ありがとう」と言ってくれます。(いえいえ、ありがとう、はこちらのセリフです。)
皆さんはゆうこさんともスムーズに組んで踊り、10分オーバー(職員さんの了解済み)でしたが、ほぼ全員と踊ることができました。黎明寮は、精神疾患を持っている方が入居されています。ほとんどの方が抗精神薬などの薬を服用されているためか、動きも遅く、表情も豊かとは言い難い。ただ表情が硬い分、笑顔になった時はこちらの喜びも倍増します。(やはり褒められると笑顔になります。)
こちらの皆さんは、終わるといつも「ありがとう!」と向こうから次々と握手を求めてきてくれます。素直な笑顔で。 一瞬どこの有名人になったか?!と錯覚しそうになります(^-^;
ボランティアとして参加してくださったゆうこさん、遠くからありがとうございました!(汗だくになってしまいましたね。)
黎明寮での私のリーダーとしての務めは、いったんここで終了になります。 次回からはケニーさんが引き継ぎ、活動を続行してくれる予定です。
高齢者の施設とはまったく様子が違いますが、 皆さんとても楽しみにしてくれていますし、私たちが学ぶこともたくさんあります。
ご都合がつけばぜひ一度参加してみてください!よろしくお願いします!
次回は4月の予定です。
★施設側参加者 : 約20名 ★ボランティア : ゆうこさん ★リーダー : 松永